藤原宮朝堂院朝庭部・旗竿遺構

2008(平成20)年7月1日(火)

橿原市にある藤原宮遺跡で、儀式の際に立てたと思われる旗竿の柱穴がみつかりました。宮殿の遺跡としては、平城宮、長岡宮などに次ぐ事例です。

左の道路(ほぼ北を向いている)の向こうに見えるのは耳成山 中央の木々は藤原京・大極殿院 手前に広がるのが朝堂院
藤原宮は近鉄・八木駅の南東約1.7km、畝傍御陵前駅からは北東に、耳成駅からは南西に、約1.5kmの位置にあります


発掘現場遠望


朝堂院の北の端を発掘現場に向かいます


今回の発掘現場公開(現地説明会ではない)は6月30日(月)〜7月2日(水)の平日・三日間 見学者は疎らです

正面に立っている人の後ろ(左)に机がありますね ここで説明書(A3版)を貰いました(ご自由にお取下さい)
それから、右の方に歩を運び、上の写真で右1/4のところに大きなベニヤ板が見えるでしょう、ここで写真を


大極殿の後方は「耳成山」 "みみなりやま"ではありません
そうそう、この上の発掘現場全景の後ろの山は「天香久山」

字が読み辛いですが、今回の発掘は第153次
図をクリックすると別画面でこの図が開きます
これからの写真の位置関係がよく分かります
その大極殿の左脇には・・・ (帰りに撮りました)

白い部分が「大極殿の図」、その左が「藤原宮」についての説明です
マウスが[指印]になったらクリックして下さい


北西から南東を見ています 正面は天香久山(あめのかぐやま) 旗竿柱が8本、並んでいます


上の写真の左端部です 「凝灰岩粉 散布面」とあります

これが「旗竿柱穴」です


今度は南西から北東を見ています 西から東へと順に見ていきましょう


南西の隅です 左端上は二上山


「柱穴列」とあります


「石詰暗渠」 奥は「東西溝5」

専門家が見ると"境目"が分かるのですね!


「南北溝1」


「東西溝2」


発掘作業の様子













旗 竿 柱 穴
















今一度、今回の発掘現場を見渡して・・・



大極殿跡に立ち寄った後、西に歩を進めました
中央は「畝傍山」 後ろに見えるのは、金剛山、葛城山(畝傍山の後方)、そして二上山です

耳成山(みみなしやま)、天香久山(あめのかぐやま)、畝傍山(うねびやま)の大和三山、分かりましたか 



頂いた資料によると・・・・
・朝堂院は国の政治や様々な儀式を行なう場所で、朝庭はその中央広場で、
 儀式の時には、役人がこの朝庭に整列した朝庭部
・朝庭部の本格的発掘調査は今回が初めて
・礫敷の広場や柱穴列、溝、暗渠が見つかった
 広場の礫は1300年前当時の姿をそのまま示している
・東西に3m間隔で並ぶ柱穴が8個見つかったが、全部で13個あると推定される
 1個の柱穴に柱を2本東西に立て並べる構造で、2本の柱の間に旗竿を差したと考えられる
・昨年の大極殿南門の調査で確認した藤原宮造営時に資材を運んだ運河が、礫敷の下を南北に
 通っていることがわかり、7月以降に調査を進める

さて、本日のネットニュースで、新たな発見があったと報じていました
・現在で云えば防衛省か総務省のような役所と見られる"ひさしが備わった大型建物跡"を確認


この二つ、いずれは現地説明会があるでしょうから、今から楽しみにしています

なお、奈良文化財研究所のサイトは、
こちらです




サイトマップ ホーム > 思い出あるばむ > 藤原宮・旗竿遺構




作成 平成20年 7 月 4 日(2008)

Copyright 2008 Non-Chan Osaka,Japan