おおぞら歴史散歩 空から訪ねる京・大和
2004(平成16)年2月15日(土)




2月12日21時過ぎ、大阪OFF仲間のUDさんからこんなメールが飛び込んで来ました。

『突然のことですが、2月15日(日)に八尾=南紀白浜を飛びます(笑)
 天気がよければ、の話ですが。

 で、教官同乗ですので、後席がふたつ、空いています。
 「後席でもイケる」(巨爆)という方は、ご連絡ください。』

幸い予定もなかったので、早速応募のお返事を致しました。
24時に少し前、
『non-chan:
 では、当日10時、八尾南で。』
とのお返事を頂きました。
他の皆さんはご都合がおありのようで、代表で乗せて頂く形になりました。

さて、気になる15日のお天気なのですが、前日の14日(土)に日本海側を通る低気圧に南からの暖かい空気が吹き込み、大阪では3年ぶりの「春一番」となりました。そして、15日も相当強い風が残るとの予報でした。


15日・当日の朝を迎えました。案じたとおり、西寄の強い風が吹いています。インターネットの天気予報で風の方向や強さを確認。いやあ、これは昨日来、幾度となく繰り返した作業(?)でした。
身支度を整え、と云ってもいつものとおりの普段着なのですが、地下鉄谷町線の南の終点・八尾南に向かうため、最寄り駅に歩を進めましたが、どんよりと曇った空の下を冷たく強い西風が体温を奪っていきました。少し早く9時40分過ぎに到着、ホームには冷たい西風が吹いていました。八尾南は駅の西側で地上に出、ホームは地平。2階にある改札口は相当きつい風が吹いていて、「飛べるかな!?」と気が気ではありません。

10時前にUDさんがお見えになり「風、強いですね。この前もそうでした。予約するとアカンのですわ。とりあえず、行ってみましょう」と。少ししてお迎えの車に乗り、空港に向かいました。八尾空港へは平成12年夏の「飛行体験 & バーベQ 八尾OFF会」以来でした。

空港事務所、到着。UDさんが教官の皆さんといろいろお話なさっています。
そして・・・

 
壁に貼られているマップ

八尾空港諸元
第二種空港
A滑走路  1490m×45m
B滑走路  1200m×30m
運用時間 08:00〜19:30

1934年(昭和9年)
 阪神飛行学校設立時に農地を埋め立てて、東西700m、南北300mの芝地を
 作り、離着陸訓練飛行場として開港した


1939(昭和14)年 用地を85万坪に拡張し、大正飛行場と改称される

1941(昭和16)年 〜 1944(昭和19)年
           軍用飛行場となり、現A、B滑走路が完成した

1945(昭和20)年 終戦と同時に米軍が接収、阪神飛行場と改称された

1954(昭和29)年 米軍から全面返還された

1956(昭和31)年 八尾飛行場の設置を告示

1960(昭和35)年 A・B滑走路の供用開始

1961(昭和36)年 第二種空港に指定される

1967(昭和42)年 八尾空港と改称される

1980(昭和55)年
    大阪市交(地下鉄)谷町線が延長され、八尾空港の西に八尾南駅が開業した

1987(昭和62)年 A滑走路の改良工事完成

1994(平成6)年  B滑走路の改良工事完成

1995(平成7)年 八尾VOR/DME運用開始
          前年、関空用として信貴VOR/DME運用開始




「風が強いですね。予定していた白浜は諦めましょう」
「はい」
「何処がいいですか」
「いや、わたしは何処でも。乗せて頂くだけで
 有難いですから」
「神戸方面? 京都から奈良?」
「それなら、京都・奈良が」
「そうしましょう」
 
その後、教官の方とコースの打合わせをされ、フライトプラン(飛行計画)に記入、提出です。京都に向かう前にお仕事先を上空からご覧になりたかったUDさんですが、航空地図で確認したところ、伊丹の管制圏内なので入るのを諦められました。
飛行計画には、出発飛行場・移動開始時刻・巡航速度・巡航高度・経路・目的飛行場・所要時間などの他に、燃料等裁量・搭乗する総人数・飛行機の色及びマーキングなど詳細の記入が必要です。写真手前がサンプルで、必要記入事項が赤字で書かれています。これで確認しながら書いていきます。
 
さあ、いよいよ出発です。格納庫内の飛行機の間を通り、いざ、駐機場へ。
相変わらず、強い風が吹いています。

これが搭乗する飛行機・セスナ172です。因みに、橙と青の塗装があっても飛行計画に書く飛行機の色は「白」だそうで、米国では詳細に記入するとUDさんが教えて下さいました。
この飛行機の最大巡航速度は時速185km、最大運用高度は3800m、最大航続距離は740km、最大航続時間は4時間半となっています。

UDさんが機体の周りを回っての点検作業なさっている間、わたしは風に吹かれながら、久しぶりの八尾を懐かしんで、あっちをキョロキョロこっちをキョロキョロしていました。

さあ、いよいよ搭乗です。ステップに足を掛け、ちょっと背を丸めて後部席に陣取ります。今回、後部はわたし一人。そして、左席にUD機長。右席には教官が。早速チェックが始まります。UD機長、リストを読み上げ、指差確認。そして、いよいよエンジン始動・・・

 
10:45 只今、チェック中






10:48 タクシー開始
中央は平成12年夏の搭乗機




10:46 エンジン始動!!





八尾の管制塔

 
10:50 「You are NO3.」
RWY/13上に機首をほぼ南西に向けて、離陸の順番待ちです


「Wind 260 at 17」

260度の方角から17ノットの風が吹いています
滑走路は270度ですから、ほぼ風上に向かっての離陸です
17ノットの風は秒速にすると8.6m
天気図の標記では風力5で、葉のある木が揺れ、池の水面に波ができます

 
さあ、ぼちぼち行こか!


10:56 RWY/27に進入


いよいよ離陸です




10:56 先輪は滑走路を離れました
機首上げ速度は65ノット(時速120km弱)


10:56 離陸上昇中
地上を離れ、空に身を任せたセスナ172、
西からの風に、上下左右に結構揺れています


これからの説明表記は、撮影時刻の後に飛んでいる方向を矢印で示します
上の例では、「10:56 → 離陸上昇中」となります

これからご覧頂く写真は、色調調整は行なっていませんので
天候の加減で全体的にボンヤリしています ご承知おき下さいませ




それでは、40分のおおぞら散歩をごゆっくりとお楽しみください

なお、これからの空からの写真にご自宅付近や思い出の場所が
写っていましたら、元画像をお送り致しますのでご連絡ください



        

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